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はじカンなど新NISA対象に

オルカン 株式投資の心構え
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 こんにちは、投資信託協会は1日、2024年から始まる新少額投資非課税制度(新NISA)の成長投資枠対象商品リスト第3弾を発表しました。今回加わった主な公募投資信託(非上場投資信託)は、はじめてのNISA・全世界株式インデックス(はじカン)など239本、上場投資信託(ETF)及び上場投資法人(REIT)では、iシェアーズS&P500米国株ETF(1655)など61本です。なお、はじカンはつみたて枠、成長投資枠双方の投資対象となります。今回追加された分を加え、非上場投資信託は1,491本、ETF及びREITは228本となりました。新NISAの成長投資枠対象の非上場投資信託は既に1,500本弱です。はっきり言って多すぎます。新NISAで運用する商品を考える際は①時価総額加重平均型の全世界株(または全米株、S&P500、先進国株)のインデックス型②運用管理費(信託報酬)年0.2%程度以内③純資産総額1,000億円超③つみたて枠、成長投資枠両方で投資対象-を満たす商品に絞り込んでから考えた方がいいと思います。おおむねまともなインデックスファンドに絞り込めると思います。

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小さすぎる純資産総額…

NISA成長投資枠の対象商品 - 投資信託協会

投資信託協会の該当ページ

 今年誕生した低コストインデックスファンドシリーズ「はじめてのNISA」シリーズは、はじカンを含め5本が入りました。特に注目されているのは、やはり指数標章使用料(指数使用料)やファンドの各種書類作成費などを信託報酬に含めているとみられる上で年0.05775%とeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の信託報酬年0.1133%以内の半値程度にまで抑えたはじカンです。しかし、純資産総額は1日現在で400万円しかありません。1兆3,500万円超を誇るオルカンと比べると全くお話にならないレベルで勝負になっていません。なお、指数使用料やファンドの各種書類作成費などを信託報酬に含めずに年0.05775%としているTracers MSCI オール・カントリー・インデックス(トレカン)は、はじカンよりもはるかに規模が大きく13億円超あるものの、オルカンとは規模のレベルが違います。純資産総額規模が小さいとファンドの新規買い付け、解約が運用に大きな影響を与え、指数に連動した安定した運用の難易度が跳ねあがるとされています。はじカンの400万円では素人目に見てもかなり厳しいです。はじカン、トレカンともに最低数百億円程度、いや運用会社の取り分が極めて小さいことを考えると数千億円規模の純資産総額規模はあった方がいいと感じます。

 

オルカンで問題なし

オルカン

 運用開始1年目は、ある程度人気を集めたとしても一般的に指数への連動度合いが不安定になりやすい傾向があります。総経費率も運用1年目や純資産総額規模が小さいと高くぶれやすい傾向があります。そもそも、オルカンと、はじカン・トレカン程度の信託報酬差ならば、極めて誤差レベルです。個人的に年0.1%を大きく下回る信託報酬差はちょっとしたぶれで簡単に逆転する差で、神経質になる必要は一切ないと思います。以上の点から現状は、はじカンやトレカンよりも、オルカンに運用する方が大筋でいいと判断しています。それでも勇気を持って、はじカンやトレカンを出した運用会社に対し、個人的に意気込みを買いたいと思っています。

 

 

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