こんにちは、経済評論家の山崎元氏が「運用というゲームの『最も簡単な説明』」と題したタイトルの記事を楽天証券コラムサイト「トウシル」に掲載しました。アクティブ運用ゲームの構造や現実の投資との比較を論じた上で、全世界株インデックスファンドを勧める理由を述べています。山崎氏は「ゲームの構造を理解して全世界株式のインデックス・ファンドを保有している投資家は、自らが知的でスマートであることに、少し誇りを持っていい。静かに胸を張って欲しい」と記しています。山崎氏は多くの媒体で様々な角度から全世界株インデックスファンドが幅広い投資家におおむねいい理由を記しており、多くの投資家にとって学びにつながると思います。
山崎氏の「ホンネ」の忠告
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/41090?page=1
山崎氏の詳しい記事の内容は上のリンクからご覧になってください。自身が「熱心なギャンブラー」だったとする山崎氏の本音の忠告といいます。当ブログなりにかいつまんで紹介すると、アクティブ運用ゲームの構造は株式を時価総額比で持っている投資家は「平均投資家」で、株式市場に勝ちも負けもしません。時価総額比以外で一定の資産をオーバーウェイトし、それ以外をアンダーウェイトしているアクティブ投資家は勝つ人と負ける人に分かれ、タイミングによって勝敗は絶えず入れ替わっています。現実の投資にはリスク・プレミアムを期待でき、株式で言えば無リスク金利+年率5~6%が存在しているとされています。さらに、アクティブ運用商品の方が手数料が高く値付けされています。その分だけアクティブ運用を不利にしています。株式では、時価総額加重平均型の全世界株式インデックスファンドが「平均投資家」のポートフォリオに近いと述べています。個人投資家の場合は、リスク資産をいくら保有すべきかを具体的な金額で考える方が運用を適切に管理しやすいと語ります。ゲームの構造を理解してこなかった投資家は「せっかく手にした幸運を手放さないように気を付けてほしい」と訴えます。「世間にはインデックス投資が初心者用、アクティブ運用を上級者用と印象付けたい人があふれているので気を付けよう」と山元節で締めくくるのも忘れていませんでした(笑)
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