こんにちは、世界銀行は10日、2023年の世界経済の実質成長率見通しを1.7%に引き下げたと公表しました。半年前の前回見通しで示した3.0%から1.3%下方修正しました。国内外の複数の新聞社や通信社が報じました。あらかじめ断りますが、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象で時価総額加重平均型かつ低コストの全世界株インデックス型投資信託などに分散投資をしているインデックス投資家にとって、投資方針に何ら影響を与える話ではありません。リスク耐性と資産配分を守って淡々と毎月積み立て(一括)投資を続けて大丈夫です。
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どんな時も航路を守って
日経電子版によると、世界経済の実質成長率見通しを下方修正した理由について世銀は「高インフレと、それに対応した各国の利上げが世界経済を景気後退に追いやる危険性をはらんでいる」としています。詳しい地域や各国の状況は日経電子版の参考記事をご参照ください。筆者個人も「まあ、そういう予測になるだろうな」という感想です。そんなことよりも、ウクライナ戦争が早期終結してほしいという願いでいっぱいです。しかし、下方修正されたり、悲観的な予測が出たりしたからといって、投資方針を変えるつもりは毛頭ありません。世界経済の実質成長率は一時的に悪い予測や数値が出たとしても、長期的にはプラスです。しかも、今回は下方修正されたとはいえ、プラスです。もっと悪い予測や下方修正がされることは往々にしてあり得ます。それらの悪い時期を含めても、長期的に慣らせばプラスで推移しています。将来は断定できませんが、人間の「より便利に生活したい」「もっと楽したい」「もっと豊かになりたい」という欲求がなくならない限り、資本主義は成長し続けると思います。事実、人間の希望や欲望が原動力になって新たな技術や仕組み、サービス、製品が誕生し、資本を雪だるまのように拡大させてきています。ちなみに、全世界株価指数は世界経済の実質経済成長率とおおむね相関関係があるとする様々な機関の検証結果が出ています。だからといっていつも、連動するわけではありません。話を戻すと、どんな時もリスク耐性と資産配分を守った投資を続けるのが大原則だと思います。
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