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「暴落対策株」は存在しない

オルカン国別比率 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。S&P500指数が年初来から20%を超える下落をして弱気相場入りしています。「株価暴落に備え、景気の影響に受けにくい生活必需品系の割安株を仕込むべき」などの意見を目にします。しかし、残念ながらどんな種類の株式でもいわゆる「暴落対策株」はありません。暴落時には程度の差こそあれど、ほぼ全ての業種、株式が下落します。景気や金利に関係なく、銘柄や業種を幅広く分散させた全世界株などのインデックス型投資信託を買う方が多くの人にとって有効だと思います。

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最初から分散させた方が楽

オルカン国別比率

 確かに景気サイクルにの各局面において、相対的に強いとされる業種はあるとされています。一般に景気が弱い時は生活必需品や公共系の業種が強いと言われます。景気が上向けばハイテク系の業種が好まれ、インフレ時にはエネルギー系が買われる傾向にあります。事実、エネルギー系の業種はS&P500指数や全世界株と反対に年初来リターンはおおむね好調です。しかし、金利状況や各景気指標は判明次第、適正価格かどうかは別にして速やかに株価に織り込まれます。今後どういった景気サイクルの局面に変化するかは一筋縄では読み切れません。仮に景気局面の変化を当てたとしても、投資先の業種や株式が思うような株価上昇をするかどうかは必ずしも分かりません。さらに、どんな銘柄や業種に投資をしたとしても、暴落を避けるのはほぼ100%無理です。そもそも、いつ暴落するかどうかを読むのは機関投資家でも難しいです。景気サイクルに応じて銘柄を入れ替える際に含み益が出ていれば税金負担がありますし、売買の手数料がかさみます。手間がかかり割には分が良くなさそうな勝負をするよりは、最初から銘柄や業種が幅広く分散された全世界株、全米株、S&P500、先進国の株価指数に連動する低コストインデックス型投資信託に投資を続ける方が手間や余計なコストがかからず、大多数の人にはおおむねいいと思います。

このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。好き嫌いは別にして、様々な点でeMAXIS Slim 全世界株(オルカン)って良くできていると思います。

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