こんにちは、でんです。個人投資家が証券会社の宣伝やうたい文句に惑わされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投票で選ぶ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2021(FoY)」でランキング入りした投資信託や上場投資信託(ETF)を不定期連載で紹介しています。第16回目はeMAXIS Slim 全世界株式(Slim除く日本)です。日本株を除く全世界株価指数に連動するインデックス型投資信託では、維持管理費(信託報酬)の安さ、純資産総額の規模などから1強と言える抜きんでた存在です。
極めて優秀な投資信託
Slim除く日本はMSCI ACWI(日本除く)に連動しています。1本に投資すれば日本を除く計49カ国・地域の先進国株、新興国株2,600銘柄超を時価総額の大きさに比例して保有できます。売買手数料は無料で、信託報酬は年0.1144%以内です。純資産総額は設定以来右肩上がりで増大しており、1,300億円を超えています。設定以来分配金を出さずにファンド内で配当金を再投資しています。国内課税を繰り延べる形で効率的な複利運用をしています。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象です。SBI証券などでは個人型確定拠出年金(iDeCo)でも扱いがあります。つまり、極めて優秀なインデックス型投資信託と言えます。
株式投資の主軸になりうる
Slim除く日本はコスト面でも、純資産総額の増加状況・規模面でも極めて優秀です。つみたてNISAやiDeCoでの投資対象とした有力な投資先の一つです。オルカンなどの日本株を含めた時価総額加重平均型の全世界株価指数、全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数に連動する低コストインデックス型投資信託とともに株式投資の主軸となりうる投資信託の一つと言っても過言ではありません。確かに基本に忠実かつ王道の投資信託は日本株を含む時価総額加重平均型の全世界株価指数に連動するeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)です。家族や友人、知人に聞かれたらオルカンを真っ先に挙げます。しかし、Slim除く日本や全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数のインデックス型投資信託でも全くもっていいと思います。あと、個人的には除く日本はかなり好みです。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。FoY2021でランク入りした投資信託で、当ブログで扱っていない商品は残り少なくなりました。今後も機会を見て紹介し、この連載を完結させたいと思います。
コメント