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NISAで避けるべき投信

株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。株式投資をする上で税制優遇を受けられる制度に少額投資非課税制度(NISA)制度があります。基本的には時価総額加重平均型で低コストの全世界株、全米株、S&P500、先進国株に投資するインデックス型投資信託に投資をすればOKだと思います。しかし、NISAでは絶対に避けたいタイプの商品もあります。今回は端的に取り上げていきます。

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高コスト投信

 インデックス型、アクティブ型を問わず、投資信託を保有する上で発生する年間維持管理費(信託報酬)が高い投資信託への投資は回避したいです。信託報酬年0.5%を超える投資信託は無条件で投資を見送った方がいいと思います。アクティブ型はほとんど基準をクリアできません。さらに言えば、信託報酬年0.25%以下の商品を選べばおおむね問題ないと思います。年0.1%前後ならば理想的です。ちなみに、売買手数料は無料が大前提で、売買手数料のかかる投資信託は選ばないのが賢明です。

アクティブ型

バブル

 指数を上回る成績を目指しているアクティブ型投資信託も購入を止めたいです。アクティブ型のインデックス型に対する勝率は米国株や先進国の場合、10年で10%程度だとされます。長期になればなるほど分が悪くなり、運用期間50年の勝率はずか2%といいます。この2%は生き残ったアクティブ型が対象で、途中で成績不振で廃止になった商品は含まれていません。加えて、アクティブ型はほとんどが信託報酬年1%を超えます。はっきり言って高い維持コストです。

つみたてNISA対象外

 つみたてNISA対象外の投資信託も基本的にはNISA口座で投資をするのは避けるのが無難です。全部が全部だめなわけではないですが、高コストや合法ボッタクリ投資信託をつかまされる可能性は劇的に高くなります。つみたてNISA対象のインデックス型投資信託ならば、どの指数に連動しているかや信託報酬に注意すれば高コスト商品に投資してしまう危険性は低くなります。つみたてNISAは金融庁が国民の長期的な資産形成に適している投資信託を選定しており、基本的には問題のある投資信託は除外されています。当ブログは、ほとんの人が一般NISAではなく、つみたてNISAを選択するのがより望ましいと考えている理由の一つです。

毎月分配型投信

カモネギ

 毎月分配型投資信託は最低最悪な劣悪商品です。ほとんどの商品の信託報酬が極めて高いです。元本から分配金を払い出す特別分配が横行しています。投資先から得られる配当金や分配金を再投資して、複利運用をするのが基本です。制度上健全な形で分配金を払い出しているETFを除く投資信託ならば、分配金は出ていない商品の方がいいです。特殊な資産や指数先物以外に投資している無分配型投資信託は、投資先から得られた配当金を分配金として払い出さずに投資信託内で再投資しています。国内配当課税が繰り延べられるため、効率的な複利運用になります。一方、毎月分配型は配当再投資の効率が著しく落ちます。厳しい言い方をすれば、金融機関が事情をよく知らない投資家から手数料をふんだくろうとして組成した悪徳金融商品と判断して間違いありません。

複雑な投信

 通貨選択型やオプション取引など複雑な運用をしている投資信託もやめた方がいいです。こうした複雑な運用をしている投資信託は信託報酬が著しく高いです。そして長期になればなるほど、コストの高さが効いてきてほとんどが指数に劣後します。はっきり言ってこうした投資信託は交付目論見書を読んでもどんな運用をしているのか分かりにくいです。
 今回取り上げたタイプの投資信託はNISA口座だけでなく、特定口座など課税口座でも投資を避けるのが無難です。このブログに来ていただき、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。このほか、年齢に応じて資産割合を変化させるターゲットイヤー型や相場に応じて資産配分を変化させるタイプの投資信託も信託報酬が高く、長期になればなるほど通常の運用よりも成績が劣後しやすいのでやめた方がいいと思います。

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