こんにちは、でんです。モーニングスター社が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2022年4月版が公表されました。 トップ10全て積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の超低コストインデックス型投資信託が独占しました。時価総額加重平均型の全世界株価指数、全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数のいずれかに連動しています。いずれも、当ブログが日頃から主軸の投資先として有力であると記している指数です。入賞投資信託はどれも超優良で、どの商品に投資をしてもおおむねいいと考えます。
算定の方法
ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にモーニングスター社が集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。
投信のドリームチーム
入賞投資信託を分類すると、全世界株価指数連動が4商品、全米株価指数連動が2商品、S&P500指数連動が2商品、先進国株価指数連動が2商品です。1位はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が28ポイント(1社平均9.33ポイント)、2位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が26ポイント(平均8.67ポイント)で圧倒的な不動の地位を築いています。3位はSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が18ポイント(平均9ポイント、楽天証券扱いなし)で、3位が定位置になってきました。同ポイントの3位にeMAXIS Slim 先進国株式インデックスが入りました(平均6ポイント)。5位は楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)で13ポイント(平均4.33ポイント)、6位はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)で9ポイント(平均3ポイント)がつけました。7位は楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT+VTI+VXUS)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)が7ポイント(平均2.33ポイント)に加え、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBIVTI)が7ポイント(平均7ポイント、SBI証券のみ扱い)で入りました。10位はSBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(SBIVT)で6ポイント(平均6ポイント、SBI証券のみ扱い)でした。ざっと書いてきましたが、どれも非常に優れた超低コストインデックス型投資信託です。まさに日本のインデックス型投資信託のドリームチームと言っても過言ではありません。
低コストシリーズに集約
ランキングでは、業界最低水準のコストを常に目指し続けると掲げ、ファンド内で直接株式を買い付ける形で運用しているeMAXIS Slimシリーズが4商品でトップです。米国バンガード社の超低コスト上場投資信託(ETF)に投資をする形を取り超低コスト投資信託を実現しているSBI・Vシリーズが3商品、楽天・バンガードシリーズが2商品でつけています。激戦区の先進国株価指数連動投資信託の純資産総額でトップを守り続けている<購入・換金手数料なし>シリーズから1商品入っています。他にもインデックス型投資信託シリーズがありますが、純資産総額が伸びている商品は限られています。超低コスト競争で血のにじむ努力をし続けているトップのインデックス型投資信託シリーズに純資産総額が集中する構図は今後も加速するとみられます。事実、米国でも低コストインデックス型投資信託やETFをそろえるバンガード、ブラックロック、スパイダーの3社に投資資金が集中しています。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
コメント