スポンサーリンク

一握りの優良株なら!?

株式投資の心構え
スポンサーリンク

 こんにちは、でんです。円安ドル高のため円換算では見えにくいですが、米S&P500指数や全世界株価指数は年初来マイナス13%超となっています。一部のアクティブファンドのファンドマネジャーや資産運用会社の経営者、インフルエンサーが「インデックスファンドでは暴落は避けられない。一握りの割安優良株に投資することこそが暴落から逃れる道」などと不安をあおってきます。はっきり言えば、自分が運用しているアクティブファンドを買ってほしかったり、アフィリエイトの商材を買わせたかったりするポジショントークの類です。こうした言説に惑わされず、資産配分を守って淡々と全世界株などの低コストインデックスファンドに長期投資をしていきたいです。

スポンサーリンク

暴落時は例外なく優良株も巻き込まれる

暴落

 確かに、S&P500指数や全世界株価指数が年初来で下落している一方、原油先物価格の高騰を背景に石油株は年初来でプラスになっています。生活必需品株でも年初来でプラスになっている銘柄もあります。しかし、現在のS&P500指数や全世界株価指数は高値から10%超下落の調整局面に過ぎず、30%下落が基準とされる暴落には全く該当しません。高値から半値程度になったリーマン・ショックなどの本物の暴落が来たら、インデックスファンドも、カリスマファンドマネジャーが運用するアクティブファンドも、高配当株価指数も、インフルエンサーお勧めの一握りの割安優良株も、ハイテク銘柄も、程度の差はあれど、ほぼ例外なく暴落に巻き込まれます。一握りの割安優良株を持てば無事で暴落を過ごせるなんて甘い話はあり得ません。しかも、本当の意味では長期的にどの銘柄が優良株で、どの銘柄が優良株でないかなんて分かりません。かつては世界の時価総額のトップ10にいた誰もが認める優良株も、今では見る影がないなんて話はざらです。30年前と20年前、10年前、今の世界の時価総額ランキングトップ10を比較すれば、顔ぶれの違いに驚くと思います。ちなみに、30年超前の1989年には今では信じられないことに日本株がずらりと揃っていました。今もトップ10に残っている日本株は一つもありません。トップ100に広げても、常にランクインしているのはトヨタ自動車1社だけです。今のトップ10銘柄も、トップ100銘柄も、日本株で孤軍奮闘するトヨタも今後はどうなるか分かりません。

低コスト全世界株がおおむねいい

オルカン表紙

 相場に関係なく時価総額通りに市場のほぼ全ての銘柄を保有できる全世界株価指数などに連動する低コストインデックスファンドに投資をし、保有を続けることがおおむねいいと考えます。その時々で利益を出し続けて市場から高く評価される株式に自動で多くの配分を割いてくれます。衰退してきた銘柄の比率は自動で徐々に小さくなり、指数に与える影響は比例して小さくなります。自動で銘柄をリバランスするというのは、本当によくできた仕組みだとつくづく思います。具体的な銘柄を挙げると、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)でしょうか。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました