こんにちは、でんです。株式においては、その時々で強い国や地域、業種が異なります。ここ10年は米国株やハイテク株が強い相場でした。2000年代は新興国株がけん引しました。今では信じられませんが、1980年代は日本株が圧倒的な一強といえる時代でした。今後はどこが伸びるか分かりません。時価総額に比例するインデックスファンドを通じ、幅広い業種や銘柄をカバーするのが有効です。
教科書的には全世界株
世界の時価総額の一定以上(おおむね40~50%以上)をカバーできるのは、全世界株価指数や先進国株価指数、全米株価指数、米国S&P500指数に連動するインデックスファンドです。この4指数のうちでは全世界株価指数が一番幅広くカバーでき、以下先進国株価指数、全米株価指数、S&P500指数となります。いずれの指数も時価総額比例型で、特定の銘柄や業種への偏りはありません。個人的にはどれを選んでもいいと思いますが、教科書的には全世界株価指数でしょう。もちろん、先進国株価指数、全米株価指数、S&P500指数は優秀な株価指数で株式投資の主軸になり得ることには何ら変わりません。一方で最近人気のNASDAQ100指数はハイテク業種に偏っています。有名なダウ平均や日経平均は配分が特殊で、特定の銘柄への偏りがあります。新興国株価指数や東証株価指数(TOPIX)は時価総額比例型ではありますが、先述の日経平均とともに世界の時価総額に占める割合は10数%以下と小さいです。株式の50%を日本株に配分するのがいいとする一部の意見はこうした面からも、日本株への偏った配分であると考えます。いずれにしても、NASDAQ100指数やダウ平均、日経平均、新興国株価指数、TOPIXは悪い投資先ではありませんが、主軸にはなり得ないと思います。
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