こんにちは、でんです。2月15日の日経平均は大幅上昇し、取引期間中に3万円を超えています。東証株価指数(TOPIX)も2000ポイントの大台を目前にしています。米国主要500社で構成するS&P500指数、ハイテク企業100社によるNASDAQ100指数、代表的な30社のダウ平均は、いずれも史上最高値を更新し続けています。好調相場に乗って購入額を増やしたり、逆に割高とみて株式を一気に売却したりするのは長期的に見て、リターンを悪化させる恐れがあります。積み立て投資でも、一括投資でも冷静にペースを守った投資を勧めます。
売買タイミングは難しい
売買タイミングをつかむのはプロでも難しいです。著名なアナリストの相場予測と結果を見ていると分かります。当て続けるられる人がほとんどいない点からも読み取れます。インデックスファンドの生みの親で米バンガード社を創設したジョン・ボーグル氏の「航路を守れ」によると、2005年から2017年までのインデックス投資信託のリターンが+184%、上場投資信託(ETF)が+101%と明確に差が付きました。同じに指数に連動する投資信託とETFのリターンはほぼ同じです。信託報酬などの手数料はほぼ変わりません(むしろETFの方がわずかに安いです)。それなのに、投資信託の方が明確にリターンが高い結果となりました。理由としては、ETFは投資信託に比べて多くの売買が繰り返されて経費がかさみ、加えて適切な売買タイミングでなかったことなどが挙げられます。ボーグル氏は「ポートフォリオ(引用者注:運用商品の組み合わせ)では分散されたS&P500などのインデックス・ファンドを中心にして、売買はしないこと。この戦略を取れば(中略)航路を守る限り、正しいをことをしているのだ」と強調しています。
航路を守れ バンガードとインデックス革命の物語 [ ジョン・C・ボーグル ]
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感想(1件)
ペースを守り、市場に残る
好調相場で株式を買い増すことは高値つかみになる恐れがあります(ただし、収入や支出改善で買い増すことは何ら問題ありません)。安く買って高く売るという商売の原則にも反します。逆に割高と判断して一気に売却することも、リターンを取りこぼす恐れが高いです。好調相場はいずれ終わりますが、いつ終わるかは分かりません。今の相場が一層上昇するも当然あり得ます。そもそも米国株や全世界株は長期的に右肩上がりで成長しています。株式市場から降りるのは得策ではありません。ペースを守って市場に残り続けることが重要です。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。好調相場でも、不調相場でも極端に楽観したり、悲観したりせず、落ち着いた気持ちで市場に残り続けたいです。
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