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最初は集中投資で増やす!?

宇宙 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。経済的自由を得て早期リタイアされた方や数億円の金融資産を得た人の中には「資産が少ないうちは個別株の集中投資で短期間に増やし、数千万円など十分に増えてからインデックスファンドに分散すればいい。さらに1億円以上に到達したら、借り入れを通じて不動産投資や太陽光投資などに分散投資をしてキャッシュフローをつくる」などと言っている方もいるようです。はっきり言って、再現性に欠けます。一部の成功者と大勢の市場退場者を生み出す考え方だと思います。

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焦った資産運用はリスクを高める

 確かに多くの人にとって、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)の限度額以内の積み立て投資だけを通じ短期間で資産を数千万円に増やすのは無理があります。個別株の集中投資は短期間で爆発的に資産を増大させる可能性があります。逆に言えば短期間で強烈に資産が吹き飛び、あるいはゼロになる可能性があるということです。信用取引ならば負債を抱える可能性もあります。歴史的に、プロの機関投資家でも市場平均に勝つのは困難です。米国や全世界株価指数に連動するインデックスファンドに、アクティブファンドは9割近く成績が負けています。そして、運用期間が長期になればなるほど、インデックスファンド優位の傾向は強まります。個別株の集中投資は究極のアクティブ投資です。一部の成功者はもてはやされます。株式投資初心者向けに複数の書籍を出している人さえもいます。しかし、その陰では多くの失敗者と市場からの退場者がいます。

時間を味方につける

 多くの人にとって、再現性があるのは米国株や全世界株のインデックスファンドへの投資だと思います。資産の少ない人こそ、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)をフル活用し、こつこつと積み立て投資(一括投資)のみを長期間続けるのが有効だと思います。早く資産を増やしたいのならば集中投資でリスクを高めるのではなく、インデックスファンドへの入金力を高める努力をするのが一番だと思います。米国株や全世界株のインデックスファンドは運用期間が長期になればなるほど、年平均リターンがプラスの範囲内に落ち着くようになります。分配金を再投資し続ければ複利運用になり、時を重ねるごとに資産の上昇幅が大きくなります。インデックスファンドは時間を味方につけられる投資法の一つです。つみたてNISA対象のインデックス型投資信託の多くは無分配型ですが、しっかりと分配金をファンド内で再投資しています。国内配当課税が繰り延べられるので、より一層効率的な複利運用となります。

分散投資は伝統資産で

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 分散投資は米国株や全世界株インデックスファンドと国内債券インデックスファンド(現状の低金利下では個人向け国債変動10、インターネット預金)といった伝統的な投資先で十分だと思います。不動産投資や太陽光発電投資は業界への人脈づくりや初期投資額が大きくかかります。加えて株式や債券のような流動性に欠けます。個人的には不要だと思います。こうした投資の場合、借金するのが現実的ですが、成功しようが失敗しようが金利は必ずかかります。失敗したからといって借金や金利がチャラにはなりません。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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