こんにちは、28日付日経朝刊で「日本株、複利効果の光明」と題した記事が掲載されました。記事によると、配当金再投資を考慮した日経平均トータルリターン・インデックスは1979年末時点を6,569として算出していますが、今年8月25日時点で5万4,956です。2020年11月にはバブル期の最高値4万3,200を抜いていました。日経平均株価が現時点でも最高値を更新できていないのと対照的です。配当再投資による複利効果の影響が見て取れます。記事では高配当株や減配をせずに増配方針を示している個別株を紹介していますが、実は配当再投資による複利効果を合理的かつ効率的に実現する方法があります。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象で、分配金を出さずにファンド内で再投資している低コストかつ時価総額加重平均型の全世界、全米、S&P500、先進国株式インデックスファンドに投資することです。
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つみたてNISA対象低コスト全世界株式に投資
つみたてNISA対象で時価総額加重平均型の低コストの全世界、全米、S&P500、先進国株式インデックスファンドのほとんどは分配金を払い出さずにファンド内で投資先から得た配当金や分配金を再投資しています。国内配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を実現しています。しかも、幅広い銘柄に分散投資しており、時価総額ベースで株式市場の一定以上をカバーしています。基準価額も複利運用した上での数値となっています。運用期間が長期間になればなるほど、複利運用の効果が大きくなる傾向にあります。つみたてNISAや来年から始まる新NISAと組み合わせれば、非課税投資枠を消費せずに配当再投資による複利運用を実現し、売却時も非課税になりますので効果は絶大です。国・地域分散、通貨分散、コストなどを加味すれば、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)がいいと思います。
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