会社員や公務員は2027年1月から個人型確定拠出年金(iDeCo)の拠出限度額が勤務先の年金と合わせて最大で月6万2,000円まで拠出できるようになります。現行の月2万円(企業年金あり)、月2万3,000円(企業年金なし)といった上限が撤廃されます。さらに、iDeCoの改正に先立ち一部の人にとって対象となるのが、4月から順次実施される企業型確定拠出年金(企業型DC)でマッチング拠出ができる場合の上限撤廃です。マッチング拠出は企業側の拠出に加え、希望者に個人の拠出を合わせて拠出する制度です。ただ、マッチング拠出をする場合はiDeCoに拠出できなくなる(新たに掛け金を出さずに運用指図だけはできる)ので企業先でマッチング拠出を選ぶか、iDeCoを選ぶかになります。マッチング拠出に移行するか、企業型DCは企業側拠出だけにして、iDeCoを併用するかについて、フィナンシャル・ウィズダム代表で、1級DCプランナーの山崎俊輔氏が非常に参考になる記事を楽天証券コラムサイト「トウシル」に寄せていました。様々なケースで考え方を示しています。ぜひご参考にして下さい。まず一言だけいえば、勤務先の上限撤廃タイミングや提供商品を見極めたうえで、必要ならば取るべき手続きを正確にこなすことが重要です。よく確認せずに焦ってiDeCoからマッチング拠出に変えるのは良い結果にならないと強く思います。同じ投資信託で運用すると仮定して、仮にマッチング拠出に変更せずに数カ月のアドバンテージをたとえ取り逃しても、iDeCoを続けていれば誤差レベルの差にしかなりません。
焦らないで正確に状況を見極めて

詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください。山崎氏の記事では、企業型DCやマッチング拠出のルール、特徴、変更スケジュール、考え方が記されています。手続きをする上での手順や注意点も書かれていますのでぜひご覧になってください。私個人はマッチング拠出ができる企業型DCの提供商品にeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)程度か匹敵する超低コスト時価総額加重平均型の全世界株式、先進国株式などのインデックスファンドがあれば、流石にマッチング拠出のほうがいいと思います。iDeCoで発生する口座管理、拠出コスト(各種手数料)がないからです。しかし、運用管理費年0.5%を超えてしまうような高コスト投資信託しか企業型DCにないようならば、口座管理や拠出コストがないメリットを簡単に吹き飛ばしてしまいます。さすがにほとんどないとは思いますが、例えば日本株式と新興国株式、アクティブファンドしかないならば、たとえコストが安くても提供している投資信託がかなり偏っているのでマッチング拠出は選びにくかなと思います。なお、iDeCoならばマネックス証券や松井証券、楽天証券、SBI証券などの低コストかつ各種手数料が最安な運用会社を選べば大丈夫です。以前よりはだいぶマシになってきていますが、地銀などのiDeCoの中には各種手数料が高かったり、時代遅れの企業型DCか下手すりゃそれ以下の高コスト投資信託しか扱っていなかったりするケースもあるので注意です。



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