日銀は19日、金融政策決定会合を開き、政策金利を現行の年0.5％から年0.75％に引き上げると決めました。1995年９月以来30年ぶりの高水準で物価高に対応します。国内外の新聞社や通信社が報じました。植田和男総裁は記者会見で利上げを継続する方針を示しています。ただ、金利水準はいまだに金融環境を引き締めていないという認識を述べています。中立金利まで「推計値の下限まで距離がある」と語っています。事前に予想され、織り込まれた話ですので特に驚きはないです。というか、「長期分散低コスト」に基づくインデックス投資を続けていく上で投資方針に影響を与える話ではありません。
長期金利２％超え
各新聞社や通信社が大きく報じています。日銀利上げに関する詳しい内容はそういった報道をご参照ください。金融政策決定会合後、長期金利の指標となる新発10年債利回りが一時2.02％と26年ぶりの高さにまで上昇（債券価格は下落）しました。数年前の長期金利でさえマイナス圏にさえあった時代からみれば、隔世の感があります。あの頃は個人向け国債変動10年も最低保証金利の年0.05％に張り付いていました。なお、今の長期金利利回りでさえも、米国などの主要先進国と比べればまだ低い水準です。
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