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GPIF累積収益率年4.33%

GPIF累積収益率年4.33% 株式投資の心構え
イメージはChatGPTで生成
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 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2025年度第1四半期の運用状況が公開され、収益率は4.09%で収益額は10兆2,054億円でした。2001年度の自主運用開始以降の年平均収益率は4.33%で、累積収益額は165兆7,365億円(そのうり利子・配当収入57兆6,317億円)に積み上がっています。なお、運用資産は260兆243億円です。運用方針と資産配分を守り続けた上で長期分散投資を続け、リスク許容度の範囲内でリスクプレミアムを獲得し続けてきた成果といえます。

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株式は急落のち急騰

2024年度の運用状況|年金積立金管理運用独立行政法人
年金積立金管理運用独立行政法人のWebサイトです。GPIFの2024年度の運用状況を掲載しています。

 詳しい運用成果や運用状況はGPIF公式ホームページの該当ページをご覧ください。各資産別期間収益は外国株式7.44%、国内株式7.48%と大幅に伸ばしました。外国債券も1.56%と着実にプラスです。一方、国内債券はマイナス0.19%でした。GPIFによると、米国による相互関税導入による景気減速懸念から国内外の主要株価指数は一時大幅下落し、年初来安値となったといいます。その後の一部導入延期や税率引き下げが好感されて主要株価指数は大幅に上昇したとしています。

オルカン+変動10でOK

オルカン
オルカン目論見書
個人向け国債変動10年
2025年9月発行の個人向け国債の利回り(財務省HPより引用)

 GPIFは世界トップクラスの年金機関として巨額の資産を分散投資した上で、適切なリスクで長期的なリターンの獲得を目指す基本運用方針を掲げています。加えて、日本の超巨大機関投資家として重大な役割も担っているとみられます(日本の超巨大機関投資家としての重大な役割については公言していません)。そうした事情もあって株式のうち50%を日本株式に割いているとされていますが、日本の超巨大機関投資家でも何でもない個人投資家がリスク資産を日本株式中心とする配分をまねる必要は全くないと考えます。株式は時価総額加重平均型の低コスト全世界株インデックスファンド(端的に言えばeMAXIS Slim 全世界株式<オルカン>)、債券は個人向け国債変動10年(変動10)だけでいいと思います。シンプルで分かりやすい形で、長期、分散、低コスト投資を実現できます。

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