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トップ10全て低コストインデックス型!

投信積み立て契約件数ランキング(2023年2月) 株式投資の心構え
2023年2月の投資信託の積み立て契約件数ランキング(モーニングスターより引用)
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 こんにちは、モーニングスター社が毎月集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2023年2月版が公表されました。トップ10の11本全てが低コストインデックス型投資信託でした。そのうち10本は積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象のインデックス型投資信託で、時価総額加重平均型の全世界、全米、S&P500、先進国の各株価指数に連動しています。いずれも長期の資産形成に極めて適しています。特に全世界株は4本ランクインしました。首位はeMAXIS Slim 米国株式、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が前回に続きともに28ポイント(1社平均9.33ポイント)で同率首位でした。なお、トップ10入りの残り1本は低コストの国内債券インデックス型投資信託でした。

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ランキング決定方法

https://www.morningstar.co.jp/market/2023/0302/fund_01952.html

 ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表している楽天証券、SBI証券、マネックス証券の公開情報を元にモーニングスター社が集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックス型投資信託を多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。

【お勧め証券会社】

 

 

時価総額加重平均型の全世界株が基本かつ王道

投信積み立て契約件数ランキング(2023年2月)
2023年2月の投資信託の積み立て契約件数ランキング(モーニングスターより引用)

 積み立て契約件数トップ10は【表】の通りです。4本ランクインした全世界株でオルカン以外は6位にeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が11ポイント(1社平均3.67ポイント)、7位に楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天全世界株)、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(SBI雪だるま)が7ポイント(1社平均2.33ポイント)でした。時価総額加重平均型の全世界株インデックス型投資信託は株式投資の基本かつ王道ともいえる商品です。個人的には除く日本も好きですが、より厳格に基本に忠実なのはオルカンや、楽天全世界株、SBI雪だるまといった日本を含めたものです。ただし、3地域均等型など世界の時価総額を無視した偏った配分の全世界株投資信託は基本でもなんでもありません。米国株はS&P500、全米株が2本ずつの計4本、先進国株(除く日本)が2本でした。

【お勧め投資本】

 

債券では変動10が有力

 トップ10にランクインしたeMAXIS Slim 国内債券インデックスは信託報酬が年0.132%と安いです。外国債券のリスクに占める割合のうち為替リスクが極めて大きく、リスクに対しリターンが見合わない傾向にあるのを考えると、為替リスクのない国内債券を株式の分散投資先にするのは基本的にいいと思います。株式は外国株式を主軸とし、債券は国内債券をメーンとするのは筆者も好む資産配分です。なお高配当株投資家の一部が配当金や分配金をことさらにありがたがり、株式を日本株中心、債券を外国債券中心に運用しているケースを見受けられますが個人的には全く好みません(笑)話を戻すと、2022年12月に実質的な利上げがされたとはいえ日本の金利は依然として低水準(債券価格は高値圏)にあります。今後、さらなる利上げ(債券価格の下落)余地は十分にありそうです。そこで個人向け国債変動10年(変動10)を紹介します。個人向け国債は通常の債券と異なり、金利変動によって債券価格が変動しません。つまり、仮に金利上昇しても債券価格が下落しません。しかも変動10ならば金利上昇時に新発債だけでなく、既発債までもが半年に1回、利回りが追随して上昇します。個人向け国債は購入から1年たてば満期前に売却できます。直近の金利2回分が差し引かれますが、日本政府が破綻しない限りは元本割れは起きません。日本政府が破綻する確率は極めて低く、あらゆる金融機関の預貯金よりも安全度は高いです。しかも、売買手数料や信託報酬などの各種手数料はかかりません。

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