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NISAを高手数料投信営業の温床にするな

NISA口座一体化 株式投資の心構え
つみたてNISAを軸に、一般NISAの機能を引き継ぐ成長投資枠(仮称)と一本化される方針と報道されているNISA制度。つみたてNISAと成長投資枠の双方に投資ができるという(読売新聞ホームページより引用)
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 こんにちは、2024年から制度の恒久化と非課税期間の無期限化を目指している少額投資非課税制度(NISA)は制度を恒久化し、非課税保有期間を無期限化すると与党税制改正大綱に盛り込まれました。つみたてNISA、従来の一般NISAの役割を引き継いだ成長投資枠(仮称)の双方に投資できるようになる見通しです。つみたてNISAは低コストの全世界株、全米株、S&P500指数、先進国株インデックス型投資信託など金融庁が長期の資産形成に適していると認定した投資信託や上場投資信託(ETF)だけが投資対象となっています。一方で成長投資枠は、つみたてNISA対象投資信託やETFに加え、一定の要件をクリアした株式投資信託、ETF、国内株式、米国株式などが投資対象となっています。金融庁は金融機関が成長投資枠を悪用した回転売買を規制するため、監督指針を改定して金融機関に対する監督及びモニタリングを強化するとしています。回転売買営業に対し、しっかりと規制、監視を強く求めます。

楽天証券は、つみたてNISA対象の低コストインデックス型投資信託を多数揃えています。個人向け国債も気軽に買いやすいです。国内株式や外国株式の手数料も業界最低水準です。取引手数料無料や購入時手数料無料のETFもあります。

 

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レバナスや毎月分配型投信の除外は当然

 2024年からの拡充NISAでは、レバナスなど金融派生商品(デリバティブ)投資信託・ETFに加え、手数料が極めて高く、元本から分配金を払い出す「特別分配金」が横行している毎月分配型(決算型)投資信託・ETFも投資対象から除外されます。全くもって当然の話です。特に毎月分配型投資信託は極悪極まりない金融商品です。分配金を受け取る層には毎月分配型投資信託は意味があるなんていうのは売り手側が強引にこじつけた屁理屈です。定期的に分配金がほしければ、無分配型の投資信託を自分がほしい比率で取り崩せば可能です。楽天証券などは定率取り崩しサービスを実施しています。年3%ぐらいに設定するなどやり方はいくらでもあります。他には諸経費を控除した配当、利子のみを原資とし、値上がり益や元本を原資とするのを認めていないETFに投資をする方法もあります。ETFの分配金は制度上、極めて健全です。

「ウォール街のランダム・ウォーカー」(マルキール著)は米国の経済学博士がインデックス投資の優位性を様々なデータや他の投資法と比較した上で詳細に記しています。難易度は極めて高い上に話の脱線が多く「初見者殺し」の内容ですが、何度も読むうちに読み手にとっての価値が高まる一冊です。

 

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