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毎月分配型投信はダメでしょ

株式投資の心構え
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 こんにちは、投資情報会社モーニングスター社のファンドニュースで、「利子・配当収入(インカムゲイン)に損失(ロス)がない」とし、どさくさに紛れて毎月分配型投資信託を紹介する記事が配信されました。まず、値上がり益(キャピタルゲイン)とインカムゲインを合わせて考える投資の大原則を無視しています。さらに、手数料が極めて高く、元本からの分配金払い出し(タコ足分配)が横行している毎月分配型投資信託はどんな理由があろうと絶対に投資してはいけない最低最悪の劣悪金融商品です。複利運用の原則にも著しく反しています。

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「過度なインカム信仰」の末路

気をつけて

 毎月分配型投資信託は、かつて日本の投資信託純資産総額ランキングトップ10の大半を占めました。「毎月もらえる年金」などのうたい文句で高齢者を中心に人気を集めていました。特に、グローバル・ソブリン・オープン毎月決算型(グロソブ)はピーク時の純資産総額が5兆5,000億円を超えていました。今の純資産総額トップの投資信託の純資産総額が7月末現在で1兆8,000億円余で、2位のeMAXIS Slim 米国株式が1兆3,000億円余です。比べるとけた違いの人気だったのが分かります。当時グロソブ投資を勧める本までが出版されたぐらいです。グロソブも毎月分配型投資信託の例にもれず基準価額は設定以来右肩下がりで推移し、現在は5,000円弱と半値になっています。ちなみに、ソブリンは国債や政府機関債の意味です。グロソブは経済協力開発機構(OECD)加盟国のソブリン債に限定して投資をしており、運用管理費用(信託報酬)は年1.375%とこれでも毎月分配型投資信託の中では投資対象も、コスト面でもかなりましな方です。あと、購入時手数料も証券会社によっては発生します。毎月分配型投資信託のほとんどはグロソブよりも極めて手数料が高く、投資内容、手法ともに問題がある商品のオンパレードです。いずれにせよ、「過度なインカム信仰」の結果、毎月分配型投資信託に手を出すのは投資手法として最悪の選択肢と言わざるを得ません。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。モーニングスター社のファンドニュースはよく言えば玉石混交で、悪く言えば著しく一貫性に欠いている印象です。

 楽天証券は、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型投資信託を多数そろえています。パソコン、スマホ画面もきれいに整理されていて読みやすく、多くの人にとって第一選択肢となる証券会社だと思います。

 

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