こんにちは、でんです。米S&P500指数は直近高値から10%超安の調整局面入りしました。日経平均は2021年以降の安値を更新しました。ロシア軍がウクライナに攻撃を始めており、戦死者も出ています。軍事衝突の沈静化とこれ以上犠牲者や被害者が出ないのをただただ願うばかりです。株価へも当然悪影響が出ています。今後ウクライナ情勢や株価がどう動くかは分かりません。そんな中一つ確実に言えるのは感情が全世界株などのインデックスファンドに長期投資をしていく上での一番の脅威です。
恐怖のワナ
今年以降の株価下落は株式市場ではよくあることです。個人的には何ら変わらない日常の一つだと思います。しかし、下落に耐えられなくなり、株式を投げ売りしている投資家の発信をツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)で見かけています。下落が底なし沼に思えてならない人もいるかもしれません。しかし、下がる続ける相場はありません。全世界株価指数や全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数は今回のような大国が絡む軍事衝突はもちろん、二度の世界大戦、核戦争危機といったかなり悲惨かつ危険な状況を乗り越え、長期では右肩上がりで成長してきました。グーグルでもヤフーでも何でもいいので長期チャートを見れば簡単に確認できる事実です。しかし、恐怖に負けて株価下落時にこれらのインデックスファンドを投げ売りしてしまった人の多くは、長期的な成長を取り逃しています。結果的には一時的だった含み損を確定させただけで株式市場から退場してしまった人さえもいます。長期的には株式市場成長の恩恵を受けられたのにも関わらず、恐怖という一時的な感情のワナにひっかかかた結末です。
過度な楽観にも注意
一方で上昇を続ける相場で見られるのが過度な楽観です。こちらも注意が必要です。株価がさらに上がるだろうと直近で急騰している銘柄に楽観を根拠とする「株価は青天井」という神話を作って群がっていきます。昨年初頭の米国のゲームストップ銘柄などが典型例だと思います。財務状況からは到底あり得ない水準まで上昇し、急激にしぼんでいきました。NASDAQ100指数にレバレッジをかけた投資信託「レバナス」への異常な人気も過度な楽観に基づいた結果といえるでしょう。レバナスは完全に短期売買向けの商品です。長期投資や資産形成への適正はないとして、金融庁も警告をしています。悲観だけではなく、過度な楽観も考え物です。
このブログに来ていただき、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。悲観や楽観といった感情に惑わされることなく、皆様と共に淡々と方針を守ってインデックス投資を続けていきたいと願っています。
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