eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の純資産総額が2月27日、10兆2,846億円となり、これまで上場投資信託(ETF)を除いて純資産総額1位を守り続けたeMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)の10兆2,652億円を上回り、首位に立ちました。確かに純資産総額規模から考えると、200億円(0.2%)未満の誤差レベルの僅差です。指数への連動度合いやその日の値動きで簡単に入れ替わる差ともいえます。しかし、「長期分散低コスト」の観点からは最も基本に忠実で、最も王道で、最も万人向けといえるオルカンが名実ともに日本一に立ったのは一個人投資家としても感慨深いです。投資家の皆さん、運用会社、信託銀行、販売会社のみなさなん、おめでとうございます。
本場米国以上の超低コストで管理が楽

オルカンはMSCI ACWIに連動を目指しています。世界47カ国・地域の約2,500銘柄をおおむね時価総額(市場平均)通りに保有しています。購入時手数料、信託財産留保額は発生せず、運用管理費用(信託報酬)は年0.05775%以内です。信託報酬でいえば、金融市場本場米国の全世界株式投資信託や全世界株式ETFよりも下回る超低コストです。設定以来分配金を出さずにファンド内で配当金や分配金を再投資し、国内配当課税を繰り延べる形で効率的な複利運用を実現しています。少額投資非課税制度(NISA)のつみたて投資枠、成長投資枠対象銘柄で、個人型確定拠出年金(iDeCo)でも取り扱う金融機関があります。オルカンを1本保有すれば、その時々の世界の時価総額の比率で保有できます。株式だけに関して言えば自分で売買して配分再調整(リバランス)する必要がなく、ファンドが自動で市場平均どおりに調整してくれるので管理が極めて楽です。正直言うと、3月のNISAの月初積立額の資金流入が反映された日に逆転するかなと思っていましたが、少し私の想定より早かったです。数年前のオルカンの純資産総額は確か1,000億円にも届いておらず、新型コロナショック前には200億円にも達していなかったと記憶しています。その頃にはオルカンが「10兆円投信」になり、「純資産総額日本一」に立つ日が来るとは想像できませんでした。オルカン、あっぱれ。乾杯!

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