ウェルスアドバイザー(旧モーニングスター)が集計している大手インターネット証券会社3社の投資信託積み立て契約件数ランキング2025年7月版が公表されました。公開しているトップ10の12本うち8本は少額投資非課税制度(NISA)のつみたて投資枠(下級条件の成長投資枠も自動的に)対象のインデックスファンドです。うち6本が基軸となる時価総額加重平均型の全世界、S&P500、全米の各株価指数に連動しています。首位は前回に引き続き、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で、eMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)は2位でした。3位とは差が詰まったものの依然として4位以下は圧倒的に引き離しています。オルカンが28ポイント(1社平均9.33ポイント)、スリム米国株式が27ポイント(同9.00ポイント)です。オルカンとスリムS&P500の差が先月より接近しました。
ランキング決定方法
ランキングは、定期的に月次投資信託積み立て契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を元にウェルスアドバイザーが集計しています。各社ランキングの1位に10点、2位9点、3位8点…、10位1点とし、3社のランキング10位までのファンドの点数を出したているとのことです。満点で30点となります。いずれも、低コストインデックスファンドを多数扱っており、メーンで扱う証券会社に適切です。
楽天VTIトップ10復帰

ランキングは【表】をご覧ください。シリーズ・運用会社別には、eMAXIS Slim3本をはじめ三菱UFJアセットマネジメント(三菱AM)が3本、楽天AMが3本、iFree系(大和AM)が3本、SBIAMが2本、AMOneが1本です。eMAXIS Slimと楽天AMの投資信託は低コストインデックスファンドです。トップ10には久しぶりに楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が返り咲きました。楽天VTIは8月7日時点で純資産総額が1兆9,300億円を超えており、純資産総額2兆円突破を目前にしています。運用管理費用(信託報酬)は年0.162%とオルカンなどほどではないですが、十分に低コストです。
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