少額投資非課税制度(NISA)を活用した主要証券会社経由の購入額(2025年1〜6月)は、購入総額8兆544億円でした。前年同期比5,535億円(7%)増です。上位5銘柄の合計額が全体の36%と前年同期比で5ポイント上昇しました。日経電子版が報じました。日経電子版によると、7位までが海外もしくは国内外株式の指数連動型投資信託でした。うち6銘柄は低コストかつ時価総額加重平均型で、全世界、S&P500、全米の各株価指数に沿った運用を目指しています。NISA口座でおおむね「長期分散低コスト」に基づく投資信託が好まれやすい傾向にあるといえそうです。
1位オルカン

投資信託、新NISAで上位に資金集中 1〜6月はオルカンなど5本に4割 - 日本経済新聞
新しい少額投資非課税制度(NISA)で一部の投資信託に人気が集中している。主要証券会社の口座を経由した2025年1〜6月の購入額をみると、海外株投信「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(オルカン)など上位5本の合計額...
詳しい記事の内容は上のリンクからご覧ください(有料会員限定記事)。日経電子版によると、日経がネット証券5社(楽天、SBI、マネックス、三菱UFJeスマート、松井)と対面中心の大手証券5社(野村、SMBC日興、大和、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー)に、NISA口座を使った個人顧客の投資状況を調査した結果だといいます。1位はeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)で約1兆2,000億円流入でした。2位はeMAXIS Slim 米国株式(スリムS&P500)で1兆円規模の資金流入らしいです。3位の投資信託が2,020億円ですので、トップ2が際立っているといっていいとしています。上位5本の運用管理費用(信託報酬)の平均は年0.2%で、全体の年1.3%を大きく下回っていると指摘しています。なお、3位の銘柄が平均を引き上げていますので、3位以外のトップ5の信託報酬平均は年0.1%をも切った水準になると申し添えます。なお、投資信託がランクインした6位、7位の銘柄も低コストです。
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