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迷うぐらいならば…

オルカン表紙 株式投資の心構え
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 こんにちは、でんです。当ブログでは株式部分に関しては一貫して全世界株価指数、全米株価指数、S&P500指数、先進国株価指数に連動する低コストインデックスファンドに長期投資をするのを勧めてきました。いずれも時価総額の大きさに応じた時価総額加重平均型で、世界の時価総額の50%から95%程度はカバーできます。組み入れ銘柄数も数百~数千銘柄と十分に分散されています。本音を言えばどれを選択しても、複数を組み合わせてもOKだと思います。自分が納得いく配分ならばそれでいいと思います。しかし、迷って決められないならば、基本に忠実で教科書通りの国際分散投資ができるのは全世界株価指数だと申し添えます。

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全世界株価指数は教科書通り

オルカン表紙
オルカン国別比率

 全世界株価指数は世界の大・中型株約2,500銘柄で構成され世界の時価総額の85%カバーするMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI)と、世界の大・中・小型株約8,000銘柄を組み込み世界の時価総額の95%をカバーするFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(FTSE)があります。いずれも資産の通貨分散の観点でも、銘柄分散の観点でも、時価総額に対するカバー割合でも申し分はありません。積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)かつ個人型確定拠出年金(iDeCo)対象となっている全世界株価指数の低コストインデックスファンドは複数あります。代表的な投資信託を挙げればMSCIならばeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)、FTSEならば楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)です。いずれも売買手数料無料で、信託財産留保額はかかりません。信託報酬(年間維持手数料)はオルカンが年0.1144%、楽天VTが年0.202%です。どちらも格安かつ超優秀な投資信託です。文句なく株式投資の中軸になり得ます。オルカンと楽天VTからどちらかを敢えて選ぶならば手数料や規模の面などからオルカンです。

3地域均等型は似て非なる!要注意

Slim3地域表紙

 オルカンと名前が似た商品にeMAXIS Slim 全世界株式(Slim3地域)があります。一部の米国株嫌いの投資家や日本株・新興国株信者の投資家からカルト的な人気があります。つみたてNISA対象で売買手数料無料、信託報酬年0.1144%と格安手数料です。決して悪い商品ではないです。しかし、基本から大きく外れた資産バランスの悪い投資信託と言わざるを得ません。分散投資の基本は時価総額または時価総額に近い配分で投資をすることです。現在の世界の時価総額の国別比率はおおむね先進国80%(米国60%含む)、新興国15%、日本5%です。Slim3地域は世界の時価総額の80%を占める先進国に33%しか投資をしないのに対し、合わせて20%の新興国、日本に合計67%をも投資をしています。極端に新興国と日本に偏った投資信託です。米国株や先進国株インデックスファンドと組み合わせてサブ的に保有するのはありですが、1本で完結するのは極めて難しいと言えます。

※筆者個人の見解とは全くもって異なりますが、米国株の衰退かつ日本株・新興国株の躍進を何らかの理由で確信している人が国際分散投資をするならばSlim3地域はいい投資先だと思います。

 このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございます。好みなんてない、どれにするか迷って決められないぐらいならばオルカンを選ぶのが最善選択肢と思っていただいていいです。

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