こんにちは、でんです。ウクライナ情勢が緊迫化し、いつロシアとウクライナが戦闘状態に入るかは分かりません。そんな中、11日のS&P500指数は前日比1.9%安と売り込まれました。「3連休」明けの東証は一部の銘柄を除き大幅安が予想されます。しかし、一時的な株価下落は気にする必要がありません。歴史を振り返れば、二度の世界大戦も核戦争危機も全世界株や米国株、先進国株は乗り越え、最高値を更新し続けてきました。
危険極まりないろうばい売り
株価急落や暴落を理由に不安になり、全世界株や全米株、S&P500指数連動株、先進国株の低コストインデックスファンドを売却してしまうのは得策ではありません。相場の底を当てるのはプロの機関投資家やアナリストでも困難を極めます。急落後や暴落後の上層相場を逃してしまい、二度と株式投資に戻れなくなってしまう危険性があります。米国公認証券アナリスト協会長やハーバードビジネススクールで上級投資理論を教授していたチャールズ・エリス氏の最新版「敗者のゲーム」(原著第8版)によると、1980年から2016年までの36年間で株価上昇ベスト10日(期間全体の0.1%未満)を逃すだけで、年平均リターンは11.4%から9.2%に低下しています。ベスト30日を逃せば、年平均リターン6.4%と4割以上も低下してしまいます。36年間のうち、たった30日取りこぼすだけでです。そして、株価上昇ベスト日のほとんどは株価暴落直後の反発時期でした。いかにインデックスファンドの買い持ちを続け、株式市場に残り続けるかが大切だと分かります。
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム原著第8版」は1月に発売されました。新型コロナショックなど最近の情報も盛り込まれており、インデックス投資の考え方を学べます。下げ相場で感情が揺れたり、恐怖で売却したりしたくなった時こそ長期投資家の力になる一冊です。
このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。株式市場の値動きやニュースに惑わされずに淡々とインデックス投資を続けて問題ありません。そして、ウクライナ情勢が沈静化に向かうことを心より願ってやみません。
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