こんにちは、楽天投信投資顧問(楽天AM)は、時価総額加重平均型の日本除く先進国株価指数(MSCIコクサイ)に連動する超低コストインデックスファンド「楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド(楽天先進国株式)」を22日に運用を開始します。5日、発表しました。楽天AMによると、運用管理費(信託報酬)は年0.088%で、売買手数料や信託財産留保額はかかりません。新少額投資非課税制度(新NISA)のつみたて枠(現行のつみたてNISA)対象指数に連動しているので、新NISAつみたて枠対象になるとみられます。
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楽天AMのプレスリリース
https://www.rakuten-toushin.co.jp/news/pdf/20231205.pdf
先進国株価指数最低コスト
楽天AMによると、楽天先進国株式は楽天証券で取り扱いがあります。先進国株価指数連動インデックスファンドの最低コストは年0.09889%が相場だったので、年0.01%超安くなります。さらに、楽天証券では年0.033%ポイント還元されるので、還元されたポイントを考慮すると実質コストは年0.055%になるとしています。ポイント還元はスキージャンプ競技のルール以上にコロコロ変わるのであてにはなりませんが、現状では最低水準のコストになる可能性はあるかもしれません。とはいえ、従来の最低水準コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国株式)やeMAXIS Slim 先進国株式、たわらノーロード先進国株式(たわら先進国株式)とのコスト差はポイント還元を考慮したとしても、極めて誤差レベルの違いしかありません。運用の巧拙や隠れコストで簡単かつ決定的なレベルでひっくり返りえます。乗り替えや投資先の変更は指数への連動度合いや総経費率などの運用状況を決算で確認してからの方がいいと思います。
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なお、参考までに楽天・日経225インデックス・ファンドも同日運用開始で信託報酬年0.132%で出るそうです。運用の主軸には到底ならない偏った指数に連動しているので、個人的には全く関心がありません。
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