こんにちは、でんです。上場投資信託(ETF)を除く国内公募追加型株式投資信託の2022年2月末時点の純資産総額で、eMAXIS Slim 米国株式(SlimS&P500)が9,805億円で2位に浮上しました。インデックス型投資信託が月末ベースで2位になるのは1998年1月以来24年ぶりです。日経電子版が8日、報じました。楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)が4,739億円で16位に上昇しました。さらに、SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIVOO)が4,675億円で新たにランクインし、17位でした。こうしたまともな株価指数に連動する低コストインデックスファンドが上位に来るのは投資家にとっても、日本の投資信託の環境にとっても、すごくいいことだと思います。
合法ボッタクリ投信がまだまだ上位に
トップ20に入った投資信託のうち、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象の低コストインデックス型に該当するのはSlimS&P500と楽天VTI、SBIVOOのみです。他は全てコストの高いアクティブファンドです。しかも、最低最悪の合法ボッタクリ投資信託にすぎない複数の毎月分配型(決算型)投資信託がまだまだ上位に残り続けています。本当にしぶといです(苦笑)。ちなみに、1位の投資信託も残念ながら毎月分配型投資信託です。高手数料かつ元本を取り崩した特別分配金が横行しており、株式長期投資の基本である複利運用と完全に矛盾しています。好みとかいう以前に、何があっても絶対に投資をしてはいけない商品だと断言します。手数料さえ稼げれば投資家の利益が損なわれても何ら構わないという売り手側の悪意しか感じません。
希望の光が三つに
まだまだ問題だらけの投資信託が上位にしがみついているとはいえ、つみたてNISA対象の低コスト優良インデックスファンドの一つ、SBIVOOが新たにトップ20に入ったことは意味があります。孤軍奮闘を続けてきたSlimS&P500に、2021年12月末に楽天VTI、2月にSBIVOOが加わり、希望の光は三つに増えました。次にトップ20に加わるつみたてNISA対象低コストインデックスファンドは、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)でしょうか。さらに<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイ先進国)にも期待したいです。他にもまだまだ期待の優良インデックスファンドはあります。TOP20に優良インデックスファンドが次々ランクインするのを願ってやみません。このブログに来ていただき、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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